支援者紹介・事務局便り(2012/7発行ジャーナル7月夏号掲載) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

支援者紹介・事務局便り(2012/7発行ジャーナル7月夏号掲載)

支援者紹介・事務局便り

シニア世代のボランティア バングラディシュ訪問記

AMDA玉野クラブ  岡崎 幸生

4月1日から6日間、AMDAバングラディシュプロジェクトフィールド見学に参加しました。私は4年前ベトナム、カンボジアへ観光旅行に行き発展途上国の生活状態を目にしてカルチャーショックを受けました。カンボジア旅行後、クラブ長の竹谷さんよりAMDA玉野クラブ発足の話がありクラブ立ち上げに喜んで参加させて頂きました。以前より竹谷さんからバングラディシュの街や生活の様子を聞いており、今回のバングラディシュ訪問に対し非常に関心を持ち参加しましたが、それは私の想像をはるかに越えるものでした。

まずダッカに入り人や車が多く、車は特に日本車(トヨタ)が多い事も印象的でした。又、高層ビル、道路の整備も出来ている所もありますが、地方では全く違った状況に驚き、また生活の格差を感じました。我々日本での生活とはあまりにもかけ離れていることに対し、今私達に何が出来るのだとうかと考えさせられました。

学校訪問では多くの子供達と交流する事が出来、言葉の壁はありましたが身ぶり手ぶりで話しながら遊んでいるうちに心が通じ合い、とても豊かな時間を共有出来たと感じました。一人ひとりの生き生きとした表情がとても印象的でした。

教育、医療、食生活、環境衛生と多くの問題がありますが、現在実施されているAMDAバングラディシュ支部の活動により、少しずつ発展していくことを期待します。

訪問した日々を思い出しながら今私に何が出来るのか答えは出ません。ただお金、物の提供ではなく、人と人とが交流する中でお互いに意識の変化をしなくてはならないと思います。そして生活の質が少しでも向上していく様役立てればと感じる次第です。70歳を過ぎた私にとって今回の訪問は多くのことを考えさせられました。今後微力ではありますが息の長い支援が出来ればと考えています。

センドン台風 緊急救援 フィリピン医師会から表彰


中央:チェア医師

2012 年5 月18 日に行われた第105回フィリピン医師会年次総会、第15 回アセアン加盟国医師会会議(MASEAN)において、フィリピン医師会より、12月に発生したセンドン台風被害の北ミンダナオ、カガヤン・デ・オロ市、イリガン市の緊急救援活動に対して、AMDA が表彰されました。

千人以上が死亡し、多くの家屋が倒壊した犠牲者の方々に対する人道支援のためにカガヤンデオロ市やイリガン市にAMDA 本部職員ヴィーラバーグ氏と共に活動に当たったAMDA 菅波代表に代わりAMDA インターナショナル顧問、元フィリピン医師会会長であるチュア医師が表彰式に出席しました。

 

AMDAフードプログラム


AMDA野土路農場でのアヒルの放鳥6月6日

AMDAでは、「食は命の原点」という認識から、今年度から有機農業の実践によりアジアの農業とつながるAMDAフードプログラムを、岡山県新庄村野土路地区で開始しました。中国山地の源流の村である新庄村はたぐいまれな清らかな水に恵まれた、岡山市内から高速道路で約1時間半の人口1000人の村です。100%有機農業で、アイガモではなくアヒルを用いて、AMDA野土路農場で耕作をはじめました。5月には、昨秋の収穫米のセシウム等放射性物質や農薬に含まれる化学物質の残留検査の結果が届き、いずれも残留ゼロで、安心しています。6月6日には、アヒルの放鳥を地元の保育園児たちと行いました。「地域おこし」とアジアの山岳少数民族地域との「国際相互扶助ネットワーク」構築の両輪が動き始めます。

 

支援者紹介

多くの方々からご寄付をいただきました。一部をご紹介します。


オムロン(株)岡山支店様より

倉敷アカデミックウインズ様より

高松農業高校メッセンジャー高農様より

玉野市立東児中学校生徒会様より

(医)中野歯科クリニック様より

ノリ+アダ ジョイントリサイタルX様より

たなごころのこころ様より

 

2012年度 AMDA神奈川支部総会

AMDA神奈川支部副代表 松本哲雄

6月24日神奈川県大和市小林国際クリニックにて

1.2011年度事業報告
・5月3日、タイ・バンコクのプミポン空軍大学付属病院で医学部の女子学生2名に奨学金を授与。(対象者は10年度と同じ)

2.2011年度会計報告

3.2012年度役員(任期2年目に当たり昨年度と同じ)
代表:小林米幸、
副代表:松本哲雄・篠原真理子・柘植靖子
会計:岩淵満江、会計監査:武井紀子

4.2012年度事業計画
・昨年度、神奈川県海外技術研修員を推薦したが補欠になり結果的に招聘出来なかったが、今年度も招聘出来るように準備を進めている。また、対象者を今までバンコク病院に絞ってきたが、系列病院にも広げる。

5.その他(報告・情報交換・等)
・新会員紹介
・今後の活動について・・・アイディアを募る。

 

2012年4月〜6月の動き

資料はこちらをクリックください。pdfファイルが開きます

 

日本国際保健医療学会

11月3日、大会会長 菅波茂の講演もあります。詳しくはHPを。http://jaih2012.web.fc2.com/index.html