AMDA玉野クラブ 友好校交流とバングラデシュ支援について(2010/3発行ジャーナル3月春号掲載) – AMDA(アムダ)
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AMDA玉野クラブ 友好校交流とバングラデシュ支援について(2010/3発行ジャーナル3月春号掲載)

AMDA玉野クラブ 友好校交流とバングラデシュ支援について

AMDA玉野クラブ代表竹谷 和子
            (玉野市東児中学校 音楽教師)

 


バングラデシュの人々と(筆者中央)

 AMDA玉野クラブでスタディツアーを計画し、2人の参加者と共に年末のバングラデシュを訪れました。参加者の1人原田紀之さんは玉野市東児中学校体育教師です。海外旅行は初めで多くの戸惑いがあったようですが、彼の中に多くの得るものもあったようです。彼の感想から抜粋を紹介します。

 −いいなと感じた点は豊かな自然が多く他の動物達とも共存できていることです。また素直な人々が多く仕事や本気で勉強をしたいと思っている若者が多いし、スポーツ好きな人も結構いることがうれしかったです。問題点としては次のような点です。人口が密集し道路交通の乱れが深刻で、事故も多く危険である点。建物が安全な作りになっていない点。ゴミの問題も含め衛生状態の悪さや安全な水の確保の問題。そして、その日の食べ物に不自由する貧困層の人々もたくさんいることを実感しました。医者がいない、医薬品が少ない、また出産で死に至る女性も日本に比べると多いことなど医療面での問題も多く感じました。しかし同時に、現地の人達と少しでも楽しみや喜びを共に味わえたらという願いも充分に達成することができ、バングラデシュ滞在を楽しむことができました。−

 今回のスタディツアーは、東児中学校と連携協定を結んでいる友好校テンガッチョ学校の生徒達とのスポーツ交流が主な活動でした。AMDA玉野クラブから縄跳び、フリスビー、バレーボール、サッカーボールを用意し、現地の学生達を中心に原田先生が基本の動作を指導し、模範を示し実践を取り入れた授業をされました。学生達は説明を良く聞き、ゲームを思い切り楽しんでいたようです。普段、スポーツをする機会はあまりないようですが身体能力の高い学生もかなりいるし、みんなで盛り上げようとするサービス精神がとても温かくさわやかでした。東児中と友好校テンガッチョ学校とで、うまく教育での交流ができたと考えます。

 1月31日(日)、地元東児地区に呼びかけて、今回の訪問について原田先生・竹谷による報告会を問きました。寒い夜にもかかわらず、40名近くの人達が集まってくださいました。いろいろな形でAMDA玉野クラブを応援くださる地域の人達に、その支援を届けたことをご報告するとともに、人々の暮らしをお伝えしました。今年も玉野からバングラデシュ支援を発信していきます。皆様のご協力をよろしくお願いします。