ミャンマー中部洪水被災者に対する緊急支援活動-1 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ミャンマー中部洪水被災者に対する緊急支援活動-1

ミャンマー中部では、10月17日から降り続く雨に加えて19日午後8時頃から急激な豪雨に見舞われた結果、エーヤワディ川の支流が増水し周辺地域に深刻な洪水被害が発生している。AMDAグループでは、24日この事態への緊急支援活動を行うことを決定した。[pagebreak]特に、シュウェチャウン川とヨワ川の増水による被害が大きく、25日の時点で死者は215人に上り(政府発表)、ミャンマーメディアによると1,700人を超す人々が近隣の僧院や学校などに避難した模様。19日夜にはヨワ川のイェピャー橋が、20日午前には、シュウェチャウン川にかかるシュウウェチャウン橋が崩れ落ちた。

被害を受けた村の一部では、19日の夜半に川の水位が急上昇し、一時は高床式の住居の屋根まで浸水した。家屋、家畜、農業用資材に加え、日常生活用品を含む家財をほとんど失った村もある。20日の早朝には水位は下がったものの、当面の食糧の確保、土砂の処理、家屋の再建、さらに生計手段の再構築などが必要な状況となっている。

AMDA社会開発機構のミャンマー事務所の現地スタッフは、10月20日より支援の準備を開始し、被害状況の把握のために現地調査を行っている。

AMDAグループでは、24日この事態への緊急支援活動を行うことを決定した。10月30日にAMDA社会開発機構の鈴木俊介理事長がミャンマーにむけ出発し被災地での緊急事業の内容を決定する。

AMDAでは92年のミャンマー難民緊急医療支援以来様々な活動を実施してきた。

■近年実施しているAMDA社会開発機構による長期開発事業として
パコク県における基礎保健サービス向上支援事業
メティラ郡における生計向上プログラム
コーカン自治地域における母子保健事業
コーカン特別区ターシュウェタン地域保健センター整備事業 などがある。

◆特定非営利活動法人AMDA社会開発機構は
特定非営利活動法人アムダの長期開発事業を統括する海外事業本部が独立する形で2007年に設立されたNPOで、AMDAグループを構成する法人です。
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