フィリピン・ミンダナオ島洪水緊急支援活動4 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

フィリピン・ミンダナオ島洪水緊急支援活動4

未だ避難生活を余儀なくされ、感染症などの報告もあるため、AMDAでは第3次医療チームとしてAMDAグループ代表・菅波茂医師とAMDA本部職員ニティアン・ビーラバーグの派遣を決定した。[pagebreak]

フィリピン南部のミンダナオ島では、2011年12月中旬に発生した台風21号による影響で死者1249人の被害が発生した。AMDAは、12月21日から12月26日まで、AMDA本部とインドネシア支部からミンダナオ島へ第1次医療チームを派遣した。AMDAフィリピンのメンバーらで構成された第2次医療チームは、2011年12月28日から2012年1月2日までミンダナオの被災地カガヤン・デ・オロに滞在し、被災地の病院の医療チームと共に医療支援活動を行った。

未だ避難生活を余儀なくされ、感染症などの報告もあるため、AMDAでは第3次医療チームとしてAMDAグループ代表・菅波茂医師とAMDA本部職員ニティアン・ビーラバーグの派遣を決定した。第3次医療チームは11日に岡山を出発し、12日に関西国際空港を出発し、同日マニラでAMDAフィリピン医療チームと合流する。13日にマニラからミンダナオ島カガヤン・デ・オロへ空路で移動し、地元の医師らと巡回診療を行う予定。

フィリピン政府の発表によると、死者数は2011年12月末時点で1249人へと漸増し、泥に埋まった行方不明者の捜索が続いている。家を失った人々は主に学校に避難しているため、学校の再開に伴ってテント村へ移動する必要が出てくる。政府の災害担当部局は、6万人分の仮設住宅の建設に半年はかかると予想しており、依然として復旧の目途が立っていない。

さらに、汚染された水や土壌から感染する人畜共通感染症である「レプトスピラ症」が発生しており、フィリピン政府の発表では、この感染症により1月1日時点で5人が死亡、128人の感染が確認されたという。

■第3次派遣者プロフィール
菅波 茂(すがなみ しげる):医師/ AMDAグループ代表 / 岡山市在住
ヴィーラヴァーグ ニッティヤーナンタン(VEERAVAGU Nithiananthan): 調整員/AMDA本部職員/岡山市在住

■日本からの出発便
1月11日16:30 岡山駅新幹線改札口に集合
1月11日16:49 岡山駅発(のぞみ44号/はるか35号)→18:49 関西空港着
1月12日09:55  関西空港発(PR407)→13:25フィリピン マニラ国際空港着

■これまでの日本からのAMDA派遣者
武田 未央(たけだ みお):看護師・保健師/岡山県在住
大山 マジョリ (おおやま マジョリ):調整員兼通訳/倉敷フィリピーノサークル所属/岡山県在住

■現地で連携する団体
・フィリピン軍(AFP)第1技術行政サービス大隊
・フィリピン軍(AFP)ミンダナオ島第4歩兵師団
・フィリピン・ファミリー・フィジシャン・アソシエーション
・フィリピン・カレッジ・オキュペ―ショナル・メディスン

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