ハイチ大震災から2年、阪神大震災から17年 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ハイチ大震災から2年、阪神大震災から17年

AMDAハイチ大地震復興支援活動の現状[pagebreak]

【ハイチの今】

2012年1月を迎えた。ハイチ大地震から2年、阪神大震災から17
年が過ぎた。
今なお、地震の爪痕が残っているハイチでは、震災から2年が経過しているにもかかわらず、いまだ瓦礫が残り、50万人以上がテント生活を余儀なくされている。また2010年にはコレラが発生し、AMDAでも2010年12月にコレラ患者に対する緊急医療支援活動を実施したが、今なお患者数、死亡例ともに報告されており、ハイチのコレラ流行は未だに終息しておらず、地震からの復興を妨げる一つの要因にもなっている。
 

【AMDAハイチ大地震復興支援活動の現状】

ハイチクリスマス会の様子

ハイチクリスマス会の様子 ガエルさん

ハイチ支部のメンバー

AMDAはハイチ大地震の復興支援として、これまでに義肢支援プロジェクト、スポーツ交流プロジェクトなどを実施してきた。震災から1年後の2011年1月には、ハイチからガエル・エズナールさんを日本へ招へいした。ガエルさんはAMDA義肢支援プロジェクトで、地震で失った足の代わりに義肢を提供された1人。来日中には、1995年の1月に発生した、阪神淡路大震災の被災地を訪れ、その復興の様子を目の当たりにし、強い希望を胸にハイチに帰国した。また同月、AMDAハイチ支部が発足。2011年末には、義肢支援裨益者らとともに、AMDAハイチ支部が主催となりクリスマス会を実施。2012年1月に実施したミーティングでは、今後の復興支援事業について具体策を話し合った。その一つとして、デンタル・プロジェクトが決定。歯科医師でもあるAMDAハイチ支部・支部長のマックケビン・フレデリック氏が中心となり、2月3日、4日、フォンデネグ市の救世軍病院で、AMDA本部やその他からの寄付金で必要な物品を購入し、無料歯科検診を行う。

――― AMDAハイチ支部・支部長のマック・ケビン氏より、来日の際に訪れた阪神大震災の被災者支援を行うNPO法人・よろず相談室と日本の支援者の方へ向けて手紙が届きました。以下にご紹介いたします。 ――――
 

【マックケビン氏からの手紙】

2012年1月12日 ハイチ ポルトープランスにて

拝啓,
ガエル・エズナールと私マックケビン・フレデリックから、1月17日、阪神淡路大震災から17年目を迎えるにあたり、この地震で犠牲となられた方のご家族の皆さまに深い哀悼の意をお伝えいたしたく、よろず相談室の皆さまがたにお手紙を書きたいと存じます。

昨年神戸の慰霊祭に私どもを招待していただき参加させていただきましたことを今でもはっきり覚えており心から感謝しております。

昨日私はガエルと電話で話をしました。「昨年1月に神戸の式典に参加しました事をしっかりと覚えており、心から感謝し、またその日の事を今は懐かしく思い出しています。 よろず相談室の皆さまそして他の団体の方々が私の事を気にかけてくださいました。 私は、神戸が1995年の1月17日の被災からこれほど早く復興した事に驚くとともに、ハイチはあと復興には50年はかかるだろうと思いました」 とガエルが言っておりました。

アムダハイチ支部より、心より阪神淡路大震災にみまわれた方々に心よりのお見舞いを申し上げるとともにまた、2011年3月11日に起こりました東日本大震災、大津波で犠牲となられた方々にも深い祈りをささげたいと思います。
 

敬具
AMDAハイチ支部長 マックケビン フレデリック

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