AMDAはダバオ市内で医薬品調達や食糧救援物資の購入を行い、11日よりフィリピン軍医と被災地に向かう[pagebreak]

7日にフィリピン・マニラに到着したAMDA第1次チームは、8日午後、マニラ国際空港からミンダナオ島・ダバオ空港に到着した。9日、10日は、ダバオ市内で、医薬品の調達に向けた調整のほか、食糧救援物資の購入を行った。現在、物資の調達を終え、地元ボランティアとともに、500被災家族に配布できるように、米2キロ、いわしの缶詰3つ、飲料水4リットル、子どもたちのためのお菓子などを1セットにする作業を行っている。

明日11日午前、フィリピン軍医5人と合流し、被災地の視察を行い、効率よく活動できるよう準備を行い、夕方には第2次派遣者の喜久川看護師と合流し、翌日からの医療支援活動に備える。当初支援を予定していたニュー・バタアン郡は、被災が最もメディアで取り上げられ、多くの支援が集中していると報告があったため、AMDA医療チームは、現地の情報をもとに、未だ支援が充分に行き届いていない被災地域への支援活動を予定している。

フィリピン軍からの情報によると、今回の被害を受けたダバオ地方は普段台風が来る場所ではないが、事前に避難警告を発令していたため、住民は避難することができた。しかし避難場所に鉄砲水が押し寄せ、被害が及んだ為、多くの犠牲者が出た。外傷の患者が多く、創傷の洗浄用の水が必要とされているが、飲料水を含め清潔な水の確保が難しい状態。また災害発生3日目から、被災者の精神的ストレスが顕著になり始めたという。

この台風24号による死者は647人、負傷者1,482人、行方不明者780人と報告されており、特に被害の大きいとされるコンポステラ・バレー州周辺では40万人が家屋を失っている。被災家族数　約49万家族、541万人とされ、うち、約3万家族が172の避難所で生活している。現在も、11つの橋、9本の道路が通行止めになっており、21州で停電、6地区で断水が続いているという。（フィリピン 国家災害リスク軽減・管理評議会発表12/10）

【AMDA街頭募金のお知らせ】
AMDAの医療チームの活動決定に合わせて、AMDAではAMDA職員、ボランティアスタッフを中心として、本活動に対する街頭募金活動を行うことを決定しました。当日は、岡山倉敷フィリピーノサークルのメンバーも参加する予定です。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
日時：１２月１２日（水）　１２時〜１３時
場所：岡山高島屋　正面玄関前あたり
参加予定者：岡山倉敷フィリピーノサークルメンバー、AMDAボランティア、AMDA職員等

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街頭募金には倉敷フィリピーノサークルの方も駆けつけてくださり沢山の方が足を止めてくださいました。
ご協力ありがとうございました。

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■派遣者名
喜久川 明日香：看護師／沖縄セントラル病院勤務／沖縄県在住
大山 マージョリ：調整員／倉敷フィリピーノサークル会長／ミンダナオ島出身／岡山県在住
山路　未来：看護師／AMDAプロジェクトオフィサー／岡山県岡山市在住

■第2次派遣者　喜久川看護師の日本からの出発便
12月11日09:55　関西国際空港（PR407便）→13:20マニラ国際空港着
12月11日15:00 マニラ国際空港（PR817便）→16:50ミンダナオ島 ダバオ空港着

【皆様からの募金を受け付けております】
●郵便振替：口座番号01250-2-40709
口座名「特定非営利活動法人アムダ」
＊通信欄に「36」もしくは「フィリピン洪水」とご記入下さい
●楽天銀行：ロック支店 店番202　普通預金7002547
口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●銀行振り込み：中国銀行(銀行コード168)　奉還町支店(店番102)
普通口座2070291　口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●クレジットカード募金：
AMDA全日信販カード募金：
http://amda.or.jp/content/content0001.html

【この事業には以下の企業様、団体様からのご支援いただいております。】
・ＮＰＯ法人ネットワーク『地球村』 様
・生活協同組合 おかやまコープ 様
・株式会社フェリシモ 様

【お問い合わせ】
特定非営利活動法人アムダ（AMDA）ボランティアセンター
〒700-0013　岡山市北区伊福町3-31-1
TEL：086−252−7700　FAX：086−252−7717
E-mail： member@amda.or.jp