フィリピン30号台風 被災者に対する緊急支援活動 AMDA速報9 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

フィリピン30号台風 被災者に対する緊急支援活動 AMDA速報9

フィリピン台風30号の支援活動として、被災地で活動をしているAMDA医療チームは12月5日の早朝マニラからセブ島に移動し、航路でレイテ島オルモック(Ormac)に移動。オルモック港から車で一時間弱ほどの距離にあるカナンガ町(Kanannga)のモンテベリオ・プルート地区(Montebelio Pluto)で、地区の住民54世帯150人全員に米と缶詰などの食糧支援物資を配布した。[pagebreak]

この地域は台風被害後の11月19日にAMDA医療チームが、医療支援活動を実施した地域。その時点で医療支援は入っておらず、多くの住民がAMDAの設置した巡回診療に列を作っていた。被災から1か月近くがたち、被災地によって支援の偏りがあることから、AMDA医療チームは再びこの地を訪れ、食糧支援物資とともに被災者の方々に「私たちは忘れていませんよ」というメッセージを届けることを決定した。


セブ島の港からレイテ島オルモック港に向かう
フェリーに並ぶ人の列

小学校は屋根が無い状態でも授業を再開していました

また、子どもたちが多い、キリスト教徒の国であることから、こどもたちへのクリスマスプレゼントを準備した。こどもたちが皆で集まって、遊べるようにバスケットゴールとボール。またクレヨンと塗り絵のセットを手渡した。プレゼントを受け取るとすぐに台風被害で壊れた家屋からドアを持ち出し、そこにバスケットゴールを設置し、簡易のバスケットコートが誕生した。子どもたちだけでなく、大人たちからも、大歓声が上がっていた。


支援物資を渡すAMDA調整員

一足お先にクリスマスプレゼント
中身はバスケットゴールとボール、クレヨンと塗り絵

壊れたドアにバスケットゴールを取り付、
即席でバスケットゴールの出来上がり

皆さん集まってバスケットボールタイム

出発する山崎看護師

まだ被災地域に支援が必要なことから、AMDAでは第7次として看護師1名を派遣することを決定。7日に岡山を出発して、同日マニラ入りし、AMDA医療チームと合流する予定。

なお、この台風30号によるフィリピン全土での被害は死者5,786人、負傷者26,233人。 さらに行方不明者は1,779人と報告されている。約1124万人、約238万世帯が被災しており、家屋の被害は121万件を超えている。(フィリピン国家災害対策本部12月6日発表)

【活動報告記者会見のお知らせ】
第2次派遣者として被災地入りした大政朋子調整員が12月8日に帰国することを受け、下記日程で活動報告記者会見を行います。
日 時:2013年12月9日  14:00から
会 場:AMDA事務所(岡山市北区伊福町3−31−1)
報告者:大政朋子(AMDAプロジェクトオフィサー 東北事業担当)

■第7次派遣者プロフィール
・山崎 希 (やまざき のぞみ):AMDAプロジェクトオフィサー
看護師/岡山市在住(12月7日〜)

■現在フィリピンで活動中のAMDA医療チーム 派遣者プロフィール
(下記3名を含めこれまでに10名を派遣)
・岩本 智子:AMDAプロジェクトオフィサー
看護師(米国免許)/倉敷市在住(11月18日〜)
・ウィルソン(Wilson)直美:AMDAERネットワークメンバー
看護師/オーストラリア在住(11月16日〜12月8日)
・大政 朋子 :AMDAプロジェクトオフィサー
東北事業担当/調整員/石巻市在住(11月14日〜12月8日)

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AMDAボランティアセンター
〒700-0013 岡山市北区伊福町3-31-1
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