フィリピン30号台風 被災者に対する緊急支援活動 ソーラーライトの配布を実施 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

フィリピン30号台風 被災者に対する緊急支援活動 ソーラーライトの配布を実施

フィリピン南部で発生した台風30号の被災者に対してAMDAは11月10日から医療チームを派遣し次いでAMDA支部にも呼びかけ、2013年12月末までに、8か国、延べ25人のスタッフを被災地に派遣した。[pagebreak]
マニラを拠点にしながら5つの島で医療支援活動を中心とした様々な活動を日本医師会、フィリピン医師会、フィリピン軍、PRRMの協力を得ながら実施することがでた。

そしてその活動の中の一つとして、約420個のソーラーライト(商品名:d.light S300)を非営利団体コペルニク(http://kopernik.info/ja)から受け取り、被害を受けた地域下記3つの地域へ届けることが出来た。

●サマール島東部:96個
●セブ島:215個
●パナイ島:108個

【サマール島】
サマール島ギポロス町ギゴサ地区で12月20日に実施された。
ギコサ地区の人口は167世帯、223人。そのほとんどが漁師で、95%以上の漁船が破壊されたり台風により流されたりした。地元のNGO PRRMの協力のもと、96個のソーラーライトを配布した。

【セブ島】
セブ島・サンタフェ市長のアドバイスにより、サンタフェ市内のオコイ地区、バリドビド地区、バリカバン地区を対象とし12月22日に配布を行った。
配布の際には市長自らがオコイ地区を訪れてくれた。今回選定したすべての地区は、交通の便の悪い、中心街から離れたエリアに位置するため、電気はほとんど、もしくは全く通っていない。ソーラーライトを手に取った住民たちは非常に喜んでいた。

【パナイ島】
パナイ島イロイロ州のカリノグ町バタート地区で、12月24日に配布を行った。
台風30号の強い風や激しい雨に見舞われた当該地区はカリノグ町の中でも、辺境の場所にある地区の一つで、小規模の農家等230世帯が暮らしている。