スリランカ中南部地滑り 災害被災者に対する緊急支援活動開始 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

スリランカ中南部地滑り 災害被災者に対する緊急支援活動開始

スリランカではモンスーンによる大雨が続いた影響により、10月29日大規模な土砂崩れが発生した。[pagebreak]発生した場所は、スリランカの最大都市であるコロンボ(Colombo)から東に約200kmに位置するバドゥラ郡(Badulla)。被災を受けた地域の多くの住民はインド南部から安い労働者として運び込まれたインド・タミルの子孫であり、丘陵地で主に紅茶農園をしている。

被災地を訪れた災害対策担当官によると、この被害で10人の死亡が確認され、100人以上が土砂に飲み込まれ犠牲になったと推測される。被災地では、軍と政府関係者によって、行方不明者の捜索が続けられており、重機を使用して木やコンクリートブロックなどの撤去作業が行われている。(ロイター発表30日15時)

また、土砂崩れ発生時に登校していた児童たちは、二次被害防止のために近隣の学校に避難しているという情報もある。

これを受け、多年にわたりスリランカ3地域で活動を行ってきたAMDAでは、スリランカ出身の緊急救援担当であるニッティヤン・ヴィーラバァーグを調整員として派遣することを決定した。AMDAスリランカ支部に加え、現地協力者であるA.J.B.Croos医師(バドゥラ歯科健康保健省)から情報を収集し、必要とされる支援を実施していく。

■フライト予定
11月2日(日)
13:15 成田発(Sri Lankan Airlines 455 便) 19:40 コロンボ着

■派遣者 プロフィール
Nithiananthan Veeravagu (ニッティヤン・ヴィーラバァーグ)
AMDA緊急救援担当課長・AMDAインターナショナル事務局長
調整員/岡山市在住 46歳

■現地協力団体
AMDAスリランカ支部
A.J.B.Croos医師 (バドゥラ歯科健康保健省:Department of Dental Health Services)

■これまでのスリランカでの活動
歯科診療および衛生教育指導プログラム(2014)
紛争後復興支援スポーツ交流プロジェクト(2012〜)
白内障手術プロジェクト(2011〜)
紛争後復興支援スポーツ&アート交流プログラム (2011)
北部サイクロン被害に対する緊急救援活動 (2009)
南部洪水土砂災害に対する支援活動 (2007)
ワウニア県基礎保健サービス復興支援事業 (2006)
スマトラ沖大地震津波北部・東部・南部被災地支援(2004〜2006)
南部洪水被害に対する緊急救援活動(2003)
シンハラ・タミル・タミルムスリム3地域での医療和平プロジェクト(2003〜2006)

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