ミャンマー・サイクロン被害に対する緊急支援活動6 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ミャンマー・サイクロン被害に対する緊急支援活動6

現在ヤンゴン管区クンジャンゴン市で活動中の巡回診療チームは、マンカレイ保健行政地区において約1,300人に対する診療活動を終え、20日からトォークー保健行政地区における活動を開始した(20〜21日の患者数は約200人)。
また、より広域に、いち早く、医療サービスが行き届くよう、22日からは2チーム体制により巡回診療を行なう。今後は、残る2地区(ダィールー保健行政地区、ラッコンゴン保健行政地区)での巡回診療を予定している。他団体の協力なども得て、6月上旬にはクンジャンゴン市全地域で、医療支援が行き届く予定である。

1.支援活動開始日: 5月5日

2.活動地: ヤンゴン管区 クンジャンゴン市 各保健行政地区

3.巡回診療チームの構成
診療要員17人と地元住民ボランティア多数
(AMDA側から医師5人・補助医師1人・看護師3人・業務調整員1人・保健補助員4人・ロジ補助員1人の計15人と保健当局側から補助医師1人・助産師1人の計2人)

4.ヤンゴンで支援活動に従事している日本人職員
AMDA社会開発機構 現地事業統括 竹久佳恵  ヤンゴン駐在中
AMDA社会開発機構 調整員     畑山ゆかり ヤンゴン駐在中
AMDA社会開発機構 理事長     鈴木俊介  先週帰国

5.バンコクで後方支援に従事した日本人職員
AMDA本部職員 調整員(緊急救援担当)  谷口敬一郎
5月8日日本出発〜13日帰国

6.被災状況
大型サイクロン・ナーギス(Nargis)は、5月2日夜から3日にかけてミャンマー南部を直撃した。政府の発表によると、死者7万7,738人、行方不明5万5,917人と伝えている(17日)。一方国連は、被災者は160万〜250万人に上ると推定している。発災から2週間が過ぎ、今後はマラリア、コレラなどの感染症の流行も予想され、二次被災者の増加が懸念されている。

7.AMDAがミャンマーで実施している事業
(1)中部乾燥地域事業 (マンダレー管区メッティラ県、ニャンウー県、マグウェ管区パコク県)
1995年より、無医村の村への巡回診療や給水システムの整備を、2002年より母子の健康増進を目的とした包括的なプライマリー・ヘルスケア・プロジェクトを実施。また、約1,500人の女性を対象に、農村家族の所得向上と自立支援を目的としたマイクロクレジットプロジェクトも行っている。

(2)コーカン事業 (北シャン州コーカン特別地区)
ケシ栽培が禁止された翌々年の2004年より、少数山岳民族の人々を対象に、貧困農村支援プロジェクトとして、緊急食糧支援、小規模インフラ施設整備、保健衛生教育、技術訓練を実施。2007年より、緊急食糧支援から地域社会の復興へ軸足を移して活動(母と子の栄養改善支援事業)を展開している。

【報道機関向け記者会見】
<日時>
5月23日14:00〜15:00
<場所>
すこやか苑 4階多目的室 (岡山市楢津310-1 AMDA本部隣接)
<報告者>
鈴木俊介    AMDA社会開発機構理事長
谷口敬一郎  AMDA本部職員(緊急救援担当)
菅波茂     AMDAグループ代表

<<皆様からの募金を受け付けております>>
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「AMDA」
*通信欄に「ミャンマー・サイクロン」とご記入下さい