東日本大震災被災者夏休み招待プログラムのご案内 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

東日本大震災被災者夏休み招待プログラムのご案内

AMDA・華蔵寺合同プログラム 東日本大震災被災者夏休み招待プログラムの実施および記者会見のご案内

東日本大震災が発生してから2度目の夏を迎える。AMDAでは華蔵(けぞう)寺(久米郡美咲町)と合同で、この夏季休暇を利用して東日本大震災で被災した大槌町の方を岡山に招へいする。本プログラムに参加するのは大槌町在住の高校生でAMDA高校生会in大槌のメンバーの学生を含む3名(女子2名、男子1名)と大槌稲荷神社の十王舘(じゅうおうだて)夫妻(※)。岡山市内と華蔵寺のある美咲町での行事をそれぞれに計画しており、全5泊6日のプログラムとなっている。

(※)大槌稲荷神社は二渡神社とも呼ばれており、震災後には約150人の方が避難していた神社。以前から災害時のための備えをしており、共同生活の運営にも秀でていたので、被災地ではモデル的避難所と言われた。その禰宜(ねぎ)である十王舘氏は当時、避難されている人達に役割を与えるなどし、避難所の秩序を保っていた。「この経験を多くの方に知ってもらい、次の災害に活かしてもらいたい」という強い使命感を持って、今回のプログラムに参加を決定した。また避難所での女性の役割が大きかったということで、奥様とご夫婦そろっての参加を予定している。

■東日本大震災被災者夏休み招待プログラム概要
<目的>
夏季休暇を利用して、被災地の学生を岡山に招へいし、岡山の学生らと交流を深める。同世代の交流を通じて得られるものは、被災地の児童・生徒にとって復興の力になると考える。また、災害の少ない岡山の学生にも、被災地の学生と交流することで、自分の身に置き換えて災害に向き合う機会となる。さらに、一番多感な時期の学生らに交流を通じて、同世代の学生らに経験を伝える人材になってほしいという願いから本プログラムの実施に至った。

また高校生だけでなく、震災直後に避難所となった被災地の宗教者の方を招へいすることで、「災害発生後に指定避難所以外で何が起こっていたか」「災害発生時の寺院の役割」などを報告し、共有する機会を設け、今後起こる可能性のある大きな災害に備え、活かしていく。

<招へい者>
大槌稲荷神社 十王舘ご夫妻、大槌町在住の高校生3名(全5名)

<主な日程>
7/25 大槌から岡山へ移動 夕方・RNNボランティア講座
7/26 記者会見、午後 華蔵寺へ移動(美咲町)「慰霊・復興祈願法会」
7/27 華蔵寺にて一日寺小屋修行(美咲町)
7/28 華蔵寺にて(午前)、岡山市内へ移動
7/29 AMDA高校生会との報告交流会、岡山市内観光、ホームステイ
7/30 岡山から大槌町へ

■記者会見のご案内
【日程】2012年7月26日(木) 10:00〜10:30
【場所】特定非営利活動法人アムダ 事務所1階(岡山市北区伊福町3−31−1)
【出席者】
●大槌稲荷神社(二渡神社)禰宜
十王舘勲(じゅうおうだて いさお)(岩手県大槌町)
●真言宗・華蔵寺 住職
阿形国明(あがた こくみょう)(岡山県美咲町)
●特定非営利活動法人アムダ 理事長
菅波茂(すがなみ しげる)

【お問い合わせ】
AMDAボランティアセンター
〒700-0013 岡山市北区伊福町3-31-1
TEL:086−252−7700 FAX:086−252−7717
E-mail: member@amda.or.jp

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