ネパール中部地震被災者に対する緊急医療支援活動 速報9 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ネパール中部地震被災者に対する緊急医療支援活動 速報9

シンデゥパルチョク郡(Shindhupalchwok)での支援活動を行って いたAMDA本部(日本)からの派遣者とAMDAネパール支部から成 る医療チームメンバーは、3日カトマンズ郡(Katmandu)ダルンサタリ 市(Dharmasthali)の市街地まで移動した。
レンガ造りの大きな建物も倒壊し、砂埃が舞っている状況。
建物の倒壊被災した市街地を視察しながら、避難者を戸別訪問し、適宜診察をおこなった。

カトマンズ郡内にも関わらず、震災から1週間以 上たった2日まで救援チームが到着しておらず、この地域での医療支援 活動はAMDA医療チームが最初の支援活動となった。
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倒壊する建物 が並ぶ中、救援活動を行う軍のメンバー、自宅の在ったあたりを自ら 片付ける人、テントやシートもなく自宅にも戻れず、屋外で避難する 人など多くの人が路上に出ていた。

 

 

 

震災から1週間以上が経過している こともあり、擦過傷などは治癒しつつあるものの、下痢などの症状を 訴える患者が増加していた。

なおこの地震による死者数は7276人、負傷者数14362人、住宅や政府庁 舎など20万戸以上の家屋が全壊しており、18万戸を超える建物が半壊 している。
特にAMDAが医療支援活動を実施しているシンデゥパルチョク郡では死者数としては2829人と最も多く、負傷者が772人 と報告されている。
また、本日支援に向かったカトマンズ郡は死者数 1202人であるものの負傷者が4634人と最も負傷者数が多く報告されている。
(5月4日付、ネパール政府発表)

日本からの第4次派遣医療チームを派遣

現地の状況を踏まえ、日本からの第4次医療チームの派遣を行う。いこうは5日に岡山駅を出発後、関西国際空港からタイ・バンコクを経由してネパール・カトマンズに向かう。

■移動スケジュール

岡山駅新幹線改札 17時00分集合
5月5日
岡山駅発 17時23分 (ひかり480号) 新大阪経由 関西国際空港着 20時06分
5月6日
関西国際空港発 00時30分 (TG673便) バンコク・スワンナプーム国際空港着 04時20分
5月6日
バンコク・スワンナプーム国際空港着 10時15分(TG319便) カトマンズ・トリブバン国際空港着 12時25分

■第4次派遣医療チーム プロフィール(4名)

佐藤 拓史(さとう たくし) :医師/AMDA ERネットワークメンバー/福岡県在住
高橋 宗康(たかはし しゅうこう) :医師/AMDA ERネットワークメンバー/岩手県在住
押谷 晴美(おしたに はるみ) :看護師/AMDA ERネットワークメンバー/兵庫県在住
青山 寿美香(あおやま すみか) :薬剤師/AMDA ERネットワークメンバー/東京都在住

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