第4回国際医療貢献フォーラムを開催しました – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

第4回国際医療貢献フォーラムを開催しました

AMDAが提唱している国境を越えた人道支援のための構想「西のジュネーブ・東の岡山」を論議する第4回国際医療貢献フォーラム(岡山県共催)が24日、岡山市北区の岡山国際交流センターで開かれ、構想の実現に向けて産官学が連携して具体的な取り組みを進める「国際医療貢献プラットフォーム」の設立を決めました。

医療関係者や自治体、企業、NGO(非政府組織)などの46団体、約140人が出席。
岡山経済同友会の松田久代表幹事が「国際機関が数多く集積するジュネーブ(スイス)と都市間協定を締結することで、緊急支援基地としての岡山の存在を世界に発信してほしい」と構想実現へ期待の言葉を述べました。

AMDAグループの菅波茂代表は「地域単位で活動する世界のローカルNGOのハブ(拠点)を岡山につくることができたので、一層の国際貢献と地域創生を目指したい」と意欲を示しました。

続いて、岡田茂・元岡山大医学部長、佐野俊二・岡山大医学部教授、菅波代表、松田代表幹事の4人が教育、先端技術、人道支援、ミッション産業についての取り組みを述べた後、各団体の代表がそれぞれの活動を紹介しました。

菅波代表が司会を務め、佐野教授、岡田元医学部長、松田代表幹事が出席者との質疑応答を交えて話し合う鼎談も行われました。
フォーラムの締めくくりとして、国際医療貢献フォーラム代表世話人を務める佐野教授が今後の方針を説明。
「西のジュネーブ・東の岡山」構想の実現に向けたプラットフォームの設立を呼び掛けると、会場から大きな拍手が起きました。

出席者からは「平和の発信基地として岡山が日本の中心的な役割を担ってほしい」「企業がノウハウを生かし、国際貢献に新たな付加価値を生み出してくれることを期待している」―との声が聞かれました。