宮城県南三陸町で開催される「第14回復興グルメF-1大会」に参加するため、3月24日(金)午後7時、「ボランティアバス」は岡山駅を出発しました。
ボランティアは、「復興グルメF-1大会」の準備から大会当日の運営、片付けまでを担います。「ボランティアバス」は、被災地の方とともにイベントを成功させ、復興に向けた喜びを共有することを大きな目的としています。
南三陸町でのF-1開催は今回で3度目となります。大会前日は、今年3月3日に本設オープンした南三陸さんさん商店街を訪れました。
昼食の後、水揚げが終わったばかりの志津川仮設魚市場に移動しました。ここが今回の大会会場です。うみねこの鳴き声を聞きながら、テントを組み上げ、のぼり旗の設営、テーブル・椅子など作業をこなしていきました。仮設魚市場が、手作り感一杯のイベント会場へと変わっていきました。
設営を終えた後、南三陸さんさん商店街の三浦さんのお話を聞きながら、地元のバスで町内を視察しました。多くのクレーン車や盛り土の山々が点在している様子を見ながら、復興の息吹を感じとることができました。
夕方、宿泊先の研修室に移動し、三浦さんから震災前のこと、本設となった商店街のこと、「命を大切に」という町の未来図について、それぞれ興味深い話を聞かせていただきました。また南三陸ふっこう青年会の後藤さんからは、復興市についてのお話を聞くことができました。その後活発な質疑応答が行われ、夕食会での地元の方との交流タイムなど充実した時間を過ごしました。
大会当日は、ブースの飾りつけ、各ブースで販売グルメの呼び込み、笑顔でグルメを手渡したり、チケット売り場では来場者へ案内をしたりとボラバス参加者お一人お一人が一生懸命活動し、あっという間に終了時間となりました。すべてのスケジュールを時間に余裕をもって的確・迅速にこなしてもらいました。
今回の「ボランティアバス」は、座席がほぼ満席となるくらい多くの方に参加していただきました。
3日間のボランティア行程を終えて
「初めての参加で不安だったけど、被災されたとは思えないくらい現地の方に温かく迎えいれてもらった。またいつか機会があったら来たい。」
「ニュースでは伝えられない細かいことまでじっくり話を聞くことができた。」
「今回、見てきて感じたことを周りの人に伝えたい。」
などの感想があげられました。
次回の復興グルメF-1大会の日程は未定ですが、次回もボランティアバスの運行を予定しています。