スリランカごみ処分場堆積物崩落事故 災害支援 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

スリランカごみ処分場堆積物崩落事故 災害支援


スリランカの正月にあたる2017年4月14日、首都コロンボ近郊のミートタムッラ(Meethotamulla)において、ごみ処分場の堆積物が崩落し、周辺住民およそ1,800人に被害が及んだ。同国災害管理センターによれば、今回の事故により30名が死亡、11名が負傷したほか、8名が行方不明となっている。負傷者は病院に搬送されたが、228世帯から成る980人が住む場所を追われ、現在安全な場所へ避難している。約200軒の家屋が被害を受け、完全に倒壊した家屋は60軒にのぼる。発災直後より、災害管理センター、陸軍、海軍、空軍、警察が支援を行っている。
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AMDAスリランカは現地協力団体であるSt John Ambulanceのコロンボ事務所と合同でミートタムッラに救援チームを派遣。避難所として住民が身を寄せる現地Terrence De Silva Schoolで医療キャンプを行った。コロンボ東病院から派遣された医師や看護師が被災者の救護に当たったほか、同救援チームが医薬品や食料等の必要物資を寄付した。

 
一方、スリランカ政府の要請を受け日本から派遣された専門家チーム(国際緊急援助隊)が同地における被災状況を調査。4月24日、大統領官邸にてシリセナ・スリランカ大統領に状況報告を行った。