フィリピン・レイテ島地震医療支援活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

フィリピン・レイテ島地震医療支援活動

AMDA・レイテ医師会合同医療ミッション

2017年7月6日の夕方4時フィリピン・レイテ島西部を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生しました。レイテ医師会と連絡をとり現地の状況を注視していたところ、59世帯197名が避難テント生活を続けているレイテ島カナンガ町ヒロクトガン地区で医療ニーズがあるという情報が入り、AMDAは7月28日に現地入りし、レイテ医師会と合同で医療支援活動を行うことを決定しました。[pagebreak]

 

地震による被害

被災者を診療するレイテ医師会医師

AMDA・レイテ医師会合同医療チームは、ロマルデス医療大学と一緒に活動し、233人(成人129人、小人104人)を診察しました。多くの人は感冒症状、頭痛、皮膚のかゆみ、腰の痛みを訴え、診察後、医薬品を提供しました。2013年の台風30号で家が壊れ、さらに今回の地震による地すべりで家を失った人は「食糧支援は週3回くらい教会による食糧支援がある。ここに避難している家庭は日雇い労働か農業に従事している。5歳から63歳の6世帯18人が一つのテント生活による疲れが溜まっている中、無料で医師による診察を受けれたことに感謝している。」という喜びの声をいただきました。

8月からは避難テントから仮設住宅に移動予定ということから、AMDAはここで一旦活動を終了することとしました。  

避難テントにあるキッチン

被災者の声を聴くAMDAスタッフ