AMDAハイチ地震緊急救援 活動報告 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDAハイチ地震緊急救援 活動報告

AMDAハイチ支部長 マック ケビン フレデリック

1:プロジェクト名

⁻ハイチ地震救援活動

2:実行する場所

⁻ハイチ国グロスホーン(Gros-Morne)地域[pagebreak]

3:派遣要員 名前と役職

⁻下記の方々と共に活動を行う。

a)    AMDAハイチ支部長:マック・ケヴィン・フレデリック 医師
b)    AMDAハイチ:ジョンソン・カヤード 医師
c)    AMDAハイチ:ジョセフ・ガートランド ボランティア
d)    AMDAハイチ:ミッシェル・チャールズ ボランティア
e)    AMDAハイチ:アブドネル・ドービル ボランティア ガイド
f)    AMDAハイチ:ウィズミク・ダムス ボランティア ガイド
g)    AMDAハイチ:ジョシュ・モリスセイント ボランティア ガイド

5:地元協力団体:名前と肩書

グロスモーン地域管理局から二名の担当者が、被災者救援の為の活動場所および我々スタッフおよびボランティア派遣者の為の食料を提供して下さいました。

6‐活動概要

歴史を通して、ハイチは洪水、台風や地震を経験しています。10月6日土曜日午前8時11分にマグニチュード5.9の大きな地震がポールドベ(Port-de-Paix)とグロスホーンの街を襲い、それにより少なくとも12人の方が亡くなり、200人以上の方が被災され700棟以上の家屋が被害を受けています。

AMDA 本部の推奨によりAMDAハイチは緊急救援としてスタッフを被災地に派遣し救援を行いました。AMDAハイチのスタッフは10月12日の夜にポルトープランス(Port au-Prince)国際空港を出て、ゴナイブ(Gonaives)のホテルに滞在し、13日の朝にゴナイブからグロスホーンに向かいました。グロスモーンに到着後、救援チームは先述のグロスホーンの行政担当者とミーティングを行い、AMDAのこれまでの世界規模での活動やハイチにおける活動について説明しました。

10月13日の朝に、スタッフがグロスモーンの一部影響のあった地域に水、オムツ、生理用品、牛乳、シリアル、パスタ、砂糖、緊急用の薬を配布しました。その日の午後に私たちは医師のミッシェルさんと会い、グロスモーンにあるアルママータ(Alma Mater)病院の医院長を訪問しました。医院長によれば、多くの被災者はゴナイブにあるHospital La Providence病院に移送されたということです。同病院の一部も損傷を被っています。また私たちは現地カトリック教会のシスターであるマリス・アルサン氏と会い、状況を伺ったところ、ご自身が運営する高校も倒壊したということでした。

被災された方からの声

・マリスさんの証言によれば、自身が運営、管理している小学校と高校は完全崩壊しており、マリスさんはNGO団体の救援を求めています。
・36歳の女性シャルル・ジャクリーヌさんは家が損傷しているため毎晩道路で睡眠を取っています。
・また56歳の女性ロセリン・モレンシーさんは被災された際に家の中にいましたが、奇跡的に助かり現在はマカボン(Macabon)という地元に近い小さな避難所に身を寄せています。
・48歳の男性アドリアン・サンバートさんは毎日食べ物にありつける状況ではないため食料不足に悩まされています。
・77歳の男性セトゥート・プレソンさんは災害の被害により自宅が損傷しているためNGOの助けにより家を再建してほしいそうです。

全体的に私達が話を聞いた多くの方々は、アムダの支援を必要としています。私達が提供した僅かな食料の寄付を喜んで受け取って頂きました。