「岡山市立石井小学校様からいただいたこと」 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

「岡山市立石井小学校様からいただいたこと」

GPSP支援局 総務担当 ブルックス 雅美

岡山市立石井小学校では6年生を対象に人権に関する教育を実施されており、その一環としてAMDAも毎年、6年生に「国際貢献〜今、自分たちにできること〜」をテーマに出前授業を行い、その後運営委員会の子どもたちが全校生徒に呼びかけ募金活動を実施、そして集まったお金をAMDAにご寄付いただいています。

今回も2月18日、石井小学校にて約60名の6年生に出前授業をさせていただきました。既に授業などでAMDAについて勉強されていた子どもたちですが、授業中も集中して話を聞き、メモを[pagebreak]取り、授業の後半には「平和を阻害する災害、紛争、貧困に対して、自分ができること」についてグループで話し合い、「今できること」や「大人になったらAMDAなどの支援活動に参加したい。」など、多くの案を発表してもらいました。その後も、「一番支援で大変だったことは何ですか。」など多くの質問もいただきました。

授業後、子どもたちからは「『困ったときはお互い様』という言葉を私自身のモットーにしたい。」、「今回の出前授業で知ったことを次は僕たちが行動に移していきたい。」、「困った人々のために自分たちができることを率先していきたい。」などの感想をいただきました。

例年は募金活動後、運営委員会の子どもたちからAMDA職員に募金を手渡していただくのですが、今年は新型コロナウィルス感染症の影響により3月より小学校が休校となっているため、担任の先生がAMDA事務所に募金をお持ちいただきました。その際、先生より「この1年間、アンテナを広げ、多くを知り、行動に移していく重要性を子どもたちに伝えようと心がけています。」と伺い、実際に私が見た子どもたちの様子に改めて納得しました。

今回の授業で「困った人がいたら、自分は何ができるだろう。」と真剣に考え、まずできることとして募金活動を行ってくださった石井小学校の皆様に心より感謝しています。そして、積極的に行動する子どもたちの姿に、私は次世代の人たちが平和な未来を築いていくことを確信しました。