AMDA速報5 令和2年7月豪雨(熊本県球磨地方)被災者緊急支援活動 – AMDA(アムダ)
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AMDA速報5 令和2年7月豪雨(熊本県球磨地方)被災者緊急支援活動

赤磐市・AMDAチームは8日より、熊本県職員、熊本県・球磨村の保健師、TMATやDMATなどの医療支援団体と協力し、球磨村より約110人が避難する人吉市立第一中学校にて活動を行っている。

8日、AMDA医師は、他団体の医師らとともに体調不良などを訴える避難者の診療や医療相談に対応した。AMDA看護師らは要介護者や赤ちゃんがいる家族から優先的に避難者への声かけを開始。問診や体温、血圧を測定しながら、健康面で問題がある方については保健師へ報告を行い情報共有に努めた。避難所で医師により蜂窩織炎(皮膚の感染症)と診断された方には、看護師から病院への受診を促し地域の病院との連携も行われている。その後、今後の避難所運営に向け、避難者から健康面に関して聞き取った情報をまとめる作業を始めた。また、避難されている方の中に熱中症の症状が見られたため、緊急で経口補水液を避難者全員分用意し配布した。[pagebreak]

チームは8日夜には宿泊先に戻ったが、AMDA医師はオンコールで、真夜中に避難所の看護師から寄せられる、めまい、外傷、小児の嘔気、不眠症など様々な症状の訴えに対して対応した。

本日9日も引き続き、避難者の診療や外傷の処置、エコノミー症候群疑いなどの対応に加え、保健師とAMDA看護師による避難者の聞き取り調査も実施。更に、避難生活の不便が軽減できるよう、本日より他団体や避難者と一緒に段ボールベッド及びパーテーションの設置も行っている。

尚、AMDAは長引く避難生活を踏まえて医療以外の支援も検討しており、9日に新たに3人を人吉市へ追加派遣した。3人は同日午後にチームに合流、現在ニーズ調査及び調整を行っている。
 

【7月9日時点の派遣者】 *敬称略、派遣順
佐藤 拓史(さとう たくし)医師 / 東亜大学医療学部教授・AMDA理事・AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム運営委員会副委員長 / 55歳 / 福岡市在住
橋本 千明(はしもと ちあき)看護師 / AMDA職員 / 40歳 / 岡山市在住
高 和子(こう かずこ)看護師 / AMDA職員 / 51歳 / 岡山市在住
山田 章博(やまだ あきひろ)調整員 / 岡山県赤磐市職員(AMDA本部にて研修中) / 45歳 / 岡山市在住
吉井 治(よしい おさむ)鍼灸師・柔道整復師 / AMDA熊本鍼灸チーム / 51歳 / 熊本県合志市在住
平野 晃(ひらの ひかる)調整員・柔道整復師 / AMDA緊急救援ネットワーク登録メンバー・天理教道竹分教会 / 32歳 / 岡山県里庄町在住
岩尾 智子(いわお ともこ)調整員・看護師(米国資格)/ AMDA職員 / 36歳 / 徳島市在住

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