南海トラフ災害対応プラットフォーム合同対策本部 本部長 大西 彰

2 月 9 日、徳島県阿南市で防災訓練が行われ、AMDA は、AMDA 南海トラフ災害対応プラットフォームにご協力いただいている医療機関・団体とともに医療救護訓練に参加しました。AMDA と阿南市は、南海トラフ地震等による大規模災害時の医療救護活動等に関して、協力協定を締結しています。
阿南市医師会をはじめ、陸上自衛隊、徳島県看護協会、阿南保健センター、阿南防災士の会、地元消防団の方々が参加され、行政と民間が一体となって訓練を行う様子に、防災に対する意識の高さを感じました。
訓練に参加した方々からも、「地域住民との連携の大切さを感じた」「災害医療に対するイメージがより明確になった」などの声が聞かれました。
また AMDA 兵庫『防災海』が、テントを利用したサウナの展示を会場にて行いました。服を着たままテントに入れるよう温度が調節されていたため、寒空の下で参加された住民の方々からも好評を得ました。
この訓練の様子は、2 月 28 日に倉敷平成病院で開催された医療機関ミーティングでも共有されました。訓練に参加しなかった医療機関からも、阿南市の取り組みについて、「参考になった」とのご意見をいただきました。
「医療救護訓練の流れ」
消防団が負傷者を救護所に搬送 → 受付・検温(感染症疑いの方を判別)→ トリアージ → 重症度に応じて治療を受ける → 重症者の救急搬送(車輛乗り込みまで)
< AMDA からの参加団体>
ホウエツ病院、諏訪中央病院、AMDA 兵庫・「防災海」、AMDA 神女クラブ、DiMOT