AMDA インドネシア支部長 アンディ・フスニ・タンラ

2024 年 12 月 14 日、インドネシア・南スラウェシ州の州都マカッサルで発生した大規模洪水を受け、AMDAインドネシア支部は地元の大学等、関係機関と協力し、医学生と医療専門家から成るボランティアチームを派遣。複数の避難所での医療支援や衛生教育、感染症予防活動を行い、被災者の健康チェックや、気道感染症、下痢、皮膚病などの治療にあたりました。加えて、予防接種や衛生管理の啓発も実施。AMDA 本部からの資金援助が今回の救援活動を後押ししました。
AMDA の活動において、災害対応の中核を成すのは、「困った時はお互い様」に代表される相互扶助の精神です。これは、インドネシア支部が全面的に規範としている行動指針でもあります。この精神のもとで行われた今回の活動は、医学生の社会的責任と地域貢献の重要性を再認識する機会となりました。