【インド・ブッダガヤ:2024年12月~2025年3月農場だより】 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

【インド・ブッダガヤ:2024年12月~2025年3月農場だより】

 2022年にブッダガヤで農業事業を始めてから3年。開始当初は、試行錯誤の連続でした。既存の井戸の水位が下がり、作物の水やりにも困るほど水が不足していた時期もありました。その後、支援者様にいただいたご寄付で、新たな井戸を建設することができ、ありがたいことに、今では水に困ることはありません。さらに、地元の農業アドバイザーと、どの野菜をいつ栽培するか、どのくらいの量を、どこに植えるかなどを相談し、現地スタッフが中心となり事業を進めています。

 12月には、玉ねぎの種まきと苗づくりに加えて、寒さに強いコリアンダー、ほうれん草の種まき、ニンニクの植え付けをしました。1月は、玉ねぎの苗を移植する予定地の整備を進めました。草刈り後、ミミズ堆肥と牛糞堆肥を土にすきこみ、土づくりが完了。2月には、成長した玉ねぎの苗を、準備した土地に植え替えました。2月から3月にかけて、コリアンダー、ほうれん草とニンニクを収穫することができました。収穫した野菜は、主にブッダガヤの住民を対象に定食や飲み物を提供する食事支援、ならびに、母子保健事業を行うAMDAピースクリニックが妊婦さんに提供する軽食に活用しました。

 2024年度は年間を通して、米、玉ねぎ、にんじん、ゴウヤなど様々な作物を収穫することができました。AMDAは2025年度も引き続き、農業事業を継続する予定です。