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バルトネラ症 BARTONELLOSIS, BARTONELLOSE

ICD-9 088.0, ICD-10 A44


 バルトネラ症の病原体は、赤血球内と組織単球系に感染するグラム陰性多形性菌。発見者であるBartonの名前に由来する。
急性期の発熱性症候群をオロヤ熱(Oroya fever, ICD-10 A44.0)と呼び、慢性期に生じる皮疹をペルー疣病(Verruga peruana, ICD-10 A44.1)と分類し、これらを総称してカリオン病という。Carrionはペルー人の医学生で、ペルー疣病の病変を自らに接種してオロヤ熱が惹起されることを証明して亡くなった。
La Oroyaはペルーの地名で、1870年代に鉄道建設に従事した多数の労働者が、流行性敗血症で死亡したことをきっかけにオロヤ熱が命名された。


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