熱帯地方では、黒色の皮膚上に発疹を見付けることは難しく、また血清学的診断が普及していないため、診断はしばしば困難となる。診断に当たっては、風疹、しょう紅熱、突発性発疹などとの鑑別が必要。 診断に向けて最も注意すべきことは、疫学的状況、 Koplick斑の有無、眼部と呼吸器のカタル症状の有無が重要である。けれども発疹後の所見(落屑、斑状の皮膚)があれば、後からの診断は容易となる。
熱帯医学データベースに戻る
AMDAホームページに戻る
このページはAMDA学術委員会により作成されました。