| Mycobacterium | 併用療法 | 
  
    | M. avium comp. (MAC, MAI)
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      殆どの抗生剤に耐性
      RFP+INH+EBの標準3剤併用の他、初期にSMを追加
      リンパ節炎の病変は外科切除
      エイズの二次感染には、リファブチン(アンサマイシン)、シプロフロキサシン、クロファジミン、アミカシンが有効なことがある
      新マクロライド系のクラリスロマイシンやアジスロマイシンは、入手出来れば投与を検討
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    | M. fortunitum / M. chelonae
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      M. chelonaeの方がより耐性のことが多い
      一般に、アミカシン、セフォキシチンには感受性を示す
      エリスロマイシン、ミノマイシン、シプロフロキサシン、リファブチンなども有効なことがある
      再燃がしばしばあり、3−4ヵ月の投与が必要
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    | M. haemophilum | 
      リファンピン、リファブチン、PAS、シプロフロキサシン、サイクロセリン、カナマイシン、ミノサイクリン、ST合剤など
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    | M. kansasii | 
      リファンピンが第一選択剤
      難治性のため、RIF+INH+EBの15−18ヵ月併用が標準治療
      INH、SMに軽度耐性が知られており、EBを必ず処方に加えたい
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    | M. marimum (=M. balnei)
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      RFP、EBには大抵感受性を示す
      ミノサイクリンとST合剤も処方に適す
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    | M. scrofulaceum | 
      in vitroでは多くの抗生剤に耐性を示す
      標準3剤の他に、ストレプトマイシン、サイクロセリン、エリスロマイシン、エチオナミド、サルファ剤が検討される
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    | M. szulgai | 
      大半の症例は、標準3剤で良い
      上記以外に、エチオナド、ストレプトマイシン、エリスロマイシン、テトラサイクリン、ST合剤、セフォキシチン、アミカシン
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    | M. ulcerans | 
      ダプソン+ストレプトマイシン+エタンブトールが標準処方
      イソニアジド、ST合剤、リファンピン、ミノサイクリン、クロファジミンも感受性を示すことあり
      潰瘍病変には皮膚移植が必要
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    | M. xenopi | 
      殆どの抗結核薬に感受性を示す
      呼吸器感染症には薬剤移行が不良
      標準3剤の他に、ストレプトマイシン、エチオナミド、サイクロセリン、シプロフロキサシン
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    | M. asiaticum | 
      標準3剤を使用
      その他に、ピラジナミド、カプレオマイシン、ストレプトマイシン、PAS
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    | M. malmoense | 
      in vitroでエタンブトール、エチオナミド、カナマイシン、サイクロセリン、エリスロマイシンに感受性を示す
      上記の3-4剤併用療法を18ヵ月以上行なう
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    | M. shimoidei | 
      大半がシプロフロキサシンに感受性あり
      リファンピンとイソニアジドには耐性
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    | M. simiae | 
      大半の抗生剤に耐性
      エチオナミドとサイクロセリンが選択薬剤
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