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ニコチン酸欠乏症(nicotinic acid deficiency, avitaminose PP, ICD 262.)


同義語;ペラグラ(pellagra, pellagre) 疫学(epidemiology)
vitamine PP(ナイアシン、ニコチン酸)はtryptophane, riboflavine(vitamine B2), pyridoxine(vitamine B6)を貯蔵している臓器で合成される。このビタミン欠乏症は食餌中にniacine とtryptophane が欠乏していると発症するので、トウモロコシ主体の食生活で起こり易い。 ニコチン酸欠乏症はisoniazideとethinamideで結核治療を受けた者にも生じることがある。クワシオルコルの経過中にも多数見られる(時おり乳児性ペラグラと称される)。

症候(symptomatology)
皮膚の発疹が特徴的で、太陽光線に暴露すると発症する。紅斑が急速に水泡で覆われ、その後落屑が所々に残ってがさがさした斑となり、色素沈着と萎縮を呈す。顔面や四肢の露出部に顕著な対称性に認められる。舌炎、口内炎、膣炎、下痢といった粘膜病変も多い。神経症状では通常、感覚異常、筋の痙攣、頭痛、ある種の過敏性を見る。いろいろな神経症と精神障害も認められることがある。

治療(treatment)
治療はニコチン酸を1日0.3-0.5g投与し、蛋白質(tryptophane) バランスの取れた食餌を与える。

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