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毒クラゲとイソギンチャク(meduses venimeux et anemones de mer)


イソギンチャクとクラゲ類(anemones de mer et meduses):遊泳中にこれらに接触した者は、様々な程度の強い蕁麻疹を生じる。特にオーストラリア沿岸にいるChironex* とChiropsalmusといった一部の種は非常に危険である。
*オーストラリアにはChironex fleckeriの抗血清がある。

カツオノエボシ科(physaliidae):アフリカやアンチル諸島の温水海域に沢山生息する恐ろしい種である。これらは海面に半透明、或いは桃色または青色調で浮遊し、無数の刺胞を幹群に備えている。全長は数mにおよぶ。代表的な種はPhysalia physalis utriculus(カツオノエボシ)で、これは夏に日本の沿岸にも群体をなして生息する
遊泳中の者がこの幹群に触れると、鞭で叩かれたような激痛を生じ、その直後に膨疹が出現して、浮腫を起こす。時おり発熱、衰弱、呼吸困難、虚脱、呼吸停止が起こり、一人で泳いていた時は重大な結末となることがある。カツオノエボシの毒は高分子化合物で個体感受性があり、初回の接触より2回目のほうが常に重篤となる。
刺された者は直ちに水から上げ、グルコン酸カルシウム、抗ヒスタミン薬、またはステロイドを投与する。健常な皮膚面は砂やぼろ布で擦り、皮内に残った刺胞を除去して、アルコールや油を塗布して抗ヒスタミン薬を使用する。時には人工呼吸が必要なこともある。

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