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アタマジラミ症(phtirius capitis)


頭髪のアタマジラミ症の原因はPediculus humanus capitisである。初期症状は頭部の掻痒で、主に後頭・耳介部、頭頂部に多い。次いで同部の擦過傷としばしばそれに随伴する膿か疹、後頚部のリンパ節腫大、それに襟首と肩に《巡礼者のような》湿疹をみる。
診断はシラミと毛髪の側面に産み付けられた虫卵を見付けることである。この虫卵は毛髪に強固に植え付けられ、凹みがないのがフケと異なる。
治療には粉剤よりシャンプーやローションが好んで使われる。推奨されている製剤は殆どが使用法が簡便で速効性がある。 Marie Roseは効力が高く、 Parasidose(シャンプーとローション)、シラミ用アエロゾルのPara 、 Heldisのローションもよい。シラミ用Hegor, Item, Pyreflorは2-3日あけて2回塗布する必要があり、実用性に劣る。虫卵を除去するに、今日では特殊な製剤(Lenxol) が利用されており、頭髪の剃毛は必ずしも必要でない。一方、頭髪を長めに切ることは有効である。薬剤を塗布した翌朝は死んだ虫を落とすように、頭髪を丹念にブラッシングする。

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