肝脾腫と汎血球減少症が最大の特徴。特に脾腫は半数以上の症例に認められ、多くが臍高に達する著しい腫脹である。
末梢血中HCが20%以下のことが多い。白血球数増加が認められる場合は、その大部分がHCからなる。
汎血球減少でも、赤血球や血小板の減少は軽度であることが多い。リンパ節腫脹は症例中20%程度にしか認められない。
経過は極めて緩徐で、顆粒球の減少と共に感染症を併発して死亡する。特に熱帯地方では平均余命が短いため、本症を直接死因とする症例は、先進諸国と比べて少ないであろう。
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