デング熱の治療と予防


 対処療法が主であり、デング熱にはパラセタモールなどの鎮痛解熱剤(アスピリンは出血症候を増悪するので禁忌)を、デング出血熱では適切な輸液と電解質補正を迅速行なう。重症例では、新鮮血輸血または血小板補充を、虚脱防止と血小板減少の改善のため施行することがある。ヘパリン療法も検討されよう。

  予防は、ワクチンは研究段階にあるため、本質的にはAedes を制圧することである。特に都市部のネッタイシマカは、環境整備と衛生教育によって生息数を減らすことが可能。森林部の媒介蚊は制圧不能。


熱帯医学データベースに戻る

AMDAホームページに戻る


      このページはAMDA学術委員会により作成されました。

            お問い合わせはmember@amda.or.jpまでお願いいたします。