Sorry ,This page is written in JAPANESE. English version is not available

診断


  現実としてウイルス学的な直接の証明以外、天然痘の再出現は確定出来ない。血液やしばしば皮膚病変(丘疹を乱切して得た浸出液や、水疱から注射筒で吸引した内容液を、直ちに特殊な携帯容器に移す)、痂皮(滅菌チューブに入れる)を検査する。いずれの場合も採取には極めて感染の危険があり、十分な施設をもつ研究室へ十分安全な梱包をして、臨床情報と共に送る(防水性の二重包装をする)。
  通常の顕微鏡による直接検鏡では、アセトンで固定し、Giemsa染色、 Feulgen染色、
 またはGipsen染色で最低2時間放置した試料を観察すると、ポックスウイルスに特徴的なGuarnieri 封入体が細胞質に認められる。しかし確診には、病変部からの天然痘ウイルス抗原の検出が必要である。
  天然痘ウイルスと他のポックスウイルスを鑑別するには、絨毛膜−尿膜上または組織培養により、病原体を培養するしかない。
 

熱帯医療データベースに戻る

AMDAのホームページに戻る


      このページは、アムダ企画のご協力により作成されました。

            お問い合わせはmember@amda.or.jpまでお願いいたします。