基本的にはB型肝炎の症候と同じように、緩徐な発病形式を取る。黄疸の発症頻度はHBVより少ない。 感染例全体で発病するのは1/4程度と考えられる。 慢性化して急性増悪する症例が30-60%あり、5-20%が肝硬変に至ると云われ、そのうちの幾らかが肝細胞癌に進展する。慢性C型肝炎に進展しても、多くは無症候であるが、肝硬変が進行すると、黄疸、腹水、肝性昏睡などの神経症状を定常的に合併し、死の転帰を取る。
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