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症状
大人の典型的な急性赤痢数時間から数日の短い潜伏期間の後、急激に発病する。臨床像は、赤痢の症候群と一般的な所見が短時間に合併するのが特徴的である。
赤痢の症候群には仙痛、裏急後重テネスムスと数えきれない程の排便(24時間に100 回位で、量は僅かで粘液、膿、血液を含む)がある。喀痰は下痢と交互に見られる。嘔吐は頻回にある。
全身状態は志賀菌による場合、重篤である。熱発は39-40℃に上昇し、全身状態が悪化する(恐怖の顔貌、無力感、脱水)。関節痛、筋肉痛、頻脈、多呼吸が認められる。
細菌性赤痢は数日で自然に回復することが多い。かつては合併症で経過が長引いたり、命を落とすことがあったが、サルファ剤や抗生剤のおかげで、後遺症もなく急速に回復するようになった。

  重症型Sh.dysenteriaeSh.flexneriによることが多い。電解質を大量に喪失して、脱水から虚脱、腎不全と進行し、治療が難しい様々な症候群を起こす。合併症には大量出血、壊疽、結腸穿孔、腹膜炎がある。

  軽症型:頻度が高い。腹痛に引き続いて、平凡な下痢が生じる。発熱は殆どない。診断は便培養によるのみである。本型は赤痢の伝播に重要な役割を果たす。無症候型は成人に多く、小児には極めて稀である。

  遷延型:遷延する下痢により、貧血と電解質の大きな不均衡が生じて、悪液質になる。

疫痢型:乳児では急速な脱水を引き起こし、重篤となる。
 
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