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サルモネラ菌血症と局所型
純粋なサルモネラ菌血症(腸チフスの臨床症状や病変がないもの)は幼児や免疫不全の者に好発する。侵入部位は消化管(S.Typhimuriumによる胃腸炎)であったり不明である。感染性症候群の臨床像は重篤(発熱、全身状態の変化、時おりツゥーフォス)で、脾腫と二次性化膿性病変(骨、腎、髄膜、肝)を認める。血液培養が陽性となる。
消化管外の局所型サルモネラ症は、化膿性髄膜炎、肺-胸膜炎、胆嚢炎、腎盂腎炎、急性虫垂炎、骨-関節炎(脊椎々間板炎)が血行性に拡散したものである。
菌血症型や局所型は健常者には稀で、疾病罹患中(麻疹、レプトスピラ症、発疹チフス、ブルセラ症、マラリア)や栄養不良児(Kwashiorkor) 、或いは後天性免疫不全症候群(AIDS)患者にしばしば出現する。
 
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