Sorry ,This page is written in JAPANESE. English version is not available

疫学
病原菌はEberth菌と呼ばれるSalmonella Typhi(世界中に分布)と、パラチフス菌(S.Paratyphi A はアフリカに多く、S.Paratyphi B は欧州に、S.Paratyphi C は極東に分布する)である。
Enterobacteries科に属するGram陰性菌で、幾つかの代謝特性が診断に利用される。種の決定は血清型と抗原性(菌体抗原Oと鞭毛抗原H)による。ライソタイプは株によって異なる。
主要サルモネラ症はヒトに限定した疾患である。感染者によって病原菌が拡散され、患者の糞便、吐物、尿の管理によって疾病は減少する。腸チフスが軽快しても慢性保菌者になれば、病原菌を数か月から数年持ち続け、健康保菌者は特に食品関係者の場合、疫学上重要な役割を果たす。
伝播の仕方は周囲の患者や保菌者から直接感染するものと、感染者の排泄物で汚染された水、食品(海産物、生野菜や果物、乳製品など)を摂取して起こるものとがある。ハエがSalmonellaを付随的に伝播することがある。下水処理が不十分であったり、安全水が乏しい熱帯地方では、腸チフスの頻度が高いとされる。栄養不良があると、疾病が重篤化する。
家族内発生の場合、患者の周囲に健康保菌者がいないか調べる必要がある。
 
熱帯医学データベースに戻る

AMDAホームページに戻る


      このページは、アムダ企画のご協力により作成されました。

            お問い合わせはmember@amda.or.jpまでお願いいたします。