Sorry ,This page is written in JAPANESE. English version is not available
予防
予防はボレリア症を2つに分けて行なう。
世界的な回帰熱の予防は単純で、患者を見付けて隔離治療して、患者の衣類、体表、頭髪に殺虫剤を降りかけてシラミを取り除く。コロモジラミは実際、数カ国でDDT耐性である。その場合には有機リン系(malathion) またはpyrethrinoides系(大量の殺蝨剤)を用いる。近年シラミ媒介性回帰熱は、極めて厳格な国際規制では検疫の対象疾患となっている。WHO(世界保健機関)は、新規の流行巣を報告すること、その流行地域からの旅行者を医療施設に8日以上隔離して監視し、船舶および航空機を消毒することを義務付けている。このように厳格な手段が取られることは希である。
マダニ媒介回帰熱の予防として、土の家屋をセメントで固めて、家屋内部に入る動物を減らすことがある。この方法は生活環境を自発的に改善する程度だが、患者数を相当減少出来る。殺虫剤は殆ど利用されない。個人の段階では忌避剤(dimethylphtalateなど)が使われる。
現代の抗生剤治療により、回帰熱の予後は完全に変容した。
熱帯医学データベースに戻る
AMDAホームページに戻る
このページは、アムダ企画のご協力により作成されました。