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疫学
病原体はTreponema pertenueまたはtreponeme varieteY(アングロサクソン学派は英語でフランベジアのことをYaw と称するため)で、伝播形式は正確に知られていない。先天性または性行為による伝染はない。最も多いのは、皮膚と粘膜からの直接的な接触による感染と考えられ、幼児からの早期の感染が説明される。ごく稀に、衣服や家族全員が使う家庭用品によって間接的に伝染する。節足動物(Hippelates属のハエ)も関与することが証明されている。さらにセネガルの自然にあるサルのトレポネーマ症の病原菌がT.pertenueに近く、フランベジアの分布地域と重なることから、決定的な保有動物がいるのではないかと示唆される。
フランベジアは高温多湿の地域(森林や沿岸の平野)で住民の衛生状態が劣悪なところに見られる。小児は早期(4-14才)から感染し、大人では高い割合(ある地域では70%に達する)で血清学的に陽性で、過去のフランベジアへの感染が最も多い。過去数年間に広範な浸淫があり、WHO(世界保健機関)はラテンアメリカ、黒アフリカ、アジア、オセアニアに1,000 万人のフランベジア患者がいると推定した。長時間作用型ペニシリンを用いた、広範囲の撲滅運動を展開した結果、アジアではインドネシアとパプアニューギニアを除き、目を見張るフランベジアの減退が起こった。ラテンアメリカでは南米の北部地帯とカリブ海の幾つかの島々を除き、流行巣は消滅した。アフリカでは残念ながら撲滅運動の効果は上がらず、西アフリカでは風土性トレポネーマ症の浸淫は著明のままである。

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