野兎病の検査と診断


 確定診断は病原菌の同定である。しかし、野兎病菌は感染力が強いため(培養手技はCDC/NIHバイオセーフティーレベル3)、現場で細菌同定(シスチン−グルコース血液培地)やモルモット等への接種を試みる必要はない。
 第2病週から特異的抗体上昇が認められるので、これを蛍光抗体法で確認するのが良い。
リンパ節病変の穿刺生検は、菌血症を誘発し敗血症の原因となることがあるため、抗生剤治療が穿刺生検直後に開始不能の場合には禁忌。


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