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泌尿生殖器系のクラミジア感染症


 世界中に見られるが、発展途上国では頻度が高いものの、よく知られていない。無症候型は多いため、これが感染の拡大を助長している。  男性ではC.trachomatisが非淋菌性および淋疾の後、副こう丸炎後、前立腺炎後尿道炎の大半の原因となっている。
HLA-B27抗原を保有し、Fiessinger-Leroy-Reiter症候群を呈した者でも、これが原因となる。女性では潜在性感染が多いが、慢性に卵管部の低音性雑音を聴取したり、不妊や子宮外妊娠の原因となる。胆嚢炎を併発した肝周囲炎も起こし得る。新生児は出生時にC.trachomatisに感染し、良性の封入体性結膜炎や重篤な肺炎の原因となる。

診断は、尿道、子宮頚部からの試料中に細胞内封入体を証明することだが、非特異的で感受性も低く、難しい。C.trachomatisを組織培養して分離すれば、優れた結果が得られるが、設備の整った検査室を必要とする。血清学的診断法(補体結合法、免疫蛍光法、ELISA法)は治癒後も長期間後退が残存するため、解釈が難しい。

治療は cycline系が反応し、常に有効である。通常tetracycline 200mgまたはdoxycycline 200mgを7-21日間、合併症の程度に応じて処方する。妊婦や新生児にはerythromycine が好んで使われる。

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