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治療と予防


炎症性トラコーマ
in vivoトラコーマに最も感受性のある薬剤は、サルファ剤、tetracycline系、 macrolide系、 rifampicineで、後の2つの抗生剤は感受性があるが、耐性の傾向がある。β-lactamine系とchloramphenicol はin vitroでは比較的感受性があるが、臨床上は感受性がないことが相当ある。
aminoglycoside系、polymyxineB、bacitracine、trimethoprimeは無効である。
サルファ剤による治療は全身投与でのみ有効であるが、逆反応の頻度の高さから、歴史的な興味しかない。従って実際にはtetracycline系がクリームまたは1%油性懸濁液で、局所的に用いられている。経口抗生剤(tetracycline系またはerythromycine)は副作用と耐性菌の出現の危険から、集団治療では用いられない。
局所の抗生剤治療は広範囲かつ時間をかけて行なわれねばならない。疫学的活動では、幾つかの治療戦略が用いられる。個人または集団への治療か、地域内で対象を絞るか否か、年令層を限定するか否か等である。投与は連続的(6週間)または間歇的(月に10日間を6ヵ月間)に行なう。実際にこの治療計画はその長さから、地域の真に理解がないと難しい。

トラコーマの防圧は、全ての結膜炎を急性であれ慢性であれ体系的に治療すること、とされる場合が非常に多い。この防圧活動はプライマリーヘルスケアの枠内では少なくとも、患者に細菌性の重感染を悪化させないようにする利点があるが、上水道の供給やハエの駆除など衛生面での向上が不可欠である。

瘢痕性トラコーマ
良性の瘢痕性トラコーマは医学的な治療は不要である。睫毛乱生症では至急に手術しなければならない。外科的手術法には多数あり、多くの場合は簡単な器具で、特殊な訓練は受けていないが、適当な訓練を受けた者が出来る方法が好まれる。一部では睫毛を脱毛する処置法もあるが、その効果は迅速であっても一次的である。睫毛により密生して、以前より悪化することもある。角膜混濁にはより特殊な外科的技法(移植)が必要となり、条件は稀にしか整わない。そこで姑息的療法として、虹彩切除術が施行されることが多い。その効果は全般的に僅少である。

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