Sorry ,This page is written in JAPANESE. English version is not available
治療
発展途上国では高価な治療は望めないので、次のような処置が重要である。
−侵入部位を洗浄して菌量を少なくする
−抗生剤の全身投与(penicilline G)
−中等量の血清投与:新生児1,500 単位、10才を越える者には10,000単位を筋注する。
Dakarの統計によると、血清療法は死亡率を顕著に低下させるが、逆に用量を増やしても効果は変わらない。異種血清(ウマ)のみが利用されているが、ヒト・ガンマグロブリンは大変高価である。抗破傷風血清の投与はよく耐忍し、恐らく死亡率を低下させる。血清に病変が広がった患者には、ステロイドを用いる。
−適量の鎮静剤投与:barbiturrate系(phenobarbital) や神経鎮静剤(chlorpromazine)の他、diazepam(Valium) を最も多いのが静注で5mg/kg/day投与するのが、実際好んで行なわれる。拘縮を和らげ、最悪期を脱するのが主要な目的だが、過度の用量を使って、人工呼吸によっても対応出来ないひどい昏睡に陥いらないようにする。
−電解質補正と可能ならば十分なカロリーを補給:重症の場合は静注のみである。新生児の破傷風では特別に、経鼻チューブから栄養と鎮静剤を投与する。
−呼吸蘇生:気管切開と人工呼吸だが、後者はアフリカやアジアの衛生状況では大半で不可能である。気管切開は病院で行なえば非常に有効な方法で、その際鎮静処置が重要である。
熱帯医学データベースに戻る
AMDAホームページに戻る
このページは、アムダ企画のご協力により作成されました。