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病理免疫学
ライの臨床的、理学的な所見は、M.lepraeに対する免疫学的な反応を反映する。菌が細胞内増殖するため、Tリンパ球、マクロファージ、サイトカインの介在する細胞性免疫が最も関係する。光田反応(in vivo) とリンパ球増殖反応(in vitro)が、M.lepraeに対する細胞性免疫のよい指標となる。
ライ腫型ではこの免疫応答が微弱化し、これら2つの試験は陰性を示す。逆に類結核型では2つの検査は陽性となる。
類結核型のライでは、細胞性免疫の異常はあるものの、はっきりとした証拠は示されない。一方、ライ腫型ライには、次の3つの異常が合併することがある。 −マクロファージから抑制因子の異常な分泌があり、Tリンパ球の増殖が阻害される(《抑制型マクロファージ》)。
−CD4+のTリンパ球によるサイトカイン(インターロイキン2)の産生欠如。
−抑制型Tリンパ球の作用による過剰反応の抑制化。
細胞性免疫の異常はライ腫型ライで認められ、類結核型ライでは認められないが、《境界型》という中間性の型では、いろいろな程度に見られる。これはライ腫型に近いほど顕著となる。つまり、これらの異常は決定的な意味合いをもたない。ライ腫型の患者を治療中のときは、反応の程度が変わることもある。
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