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歴史
ライは紀元前6世紀に、インドで記載されてたのが最初と考えられる。その後、東南アジアや太平洋の島々に広がった。西洋では中近東の近辺に出現し、次いでアフリカに見られた。中世ローマのサラセン人と十字軍が欧州全域に広め、13世紀には頻繁になった。新世界へは、征服者が奴隷交易と共に持ち込んだ。14世紀以降は欧州では下火となったが、アジア、アフリカ、ラテンアメリカでは非常に広まった。
病原菌は1874年にHansenによって発見された。1960年(Shepard) 以降、ハツカネズミなどの動物にライ菌を接種されるようになったが、普通の培地では培養は不可能である。 Mitsuda(光田)のレプロミン反応(1916)は、ライの免疫学の第一歩である。
Hansen病の撲滅は、内科的治療が本症の撲滅手段であるため、難問が多い。1970年以降、急速にスルフォン剤耐性株が増加したため、治療方針は単剤投与が中止され、より効果のある一定期間の多剤併用療法に修正されている。
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