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診断
症状から病変部位を想定して、検体を採取するのがよい。髄液、吸引で採取した喀痰や胃液、或いは脳、皮膚、肺の生検または剖検試料を用いる。Giemsa染色で直接検鏡すると、酵母の莢膜がはっきりせず、薄めた墨汁では陰性に見える。 Sabouraud培地で37℃で48時間培養すると、白色からクリーム色のコロニーを作る。ごく稀に発育の遅いCryptococcusが3週間目の終わりに明らかとなる。
Cryptococcus種はウレアーゼ陽性で、どんな糖でも発酵しない。C.neoformansはガラクトースを利用せず、温度に大変敏感である。脳内に接種されたハツカネズミは、8-30日後に全身性に発病して死亡する。病理組織学的には、特殊染色(PAS、ムチカルミン、Gomori-Grocott染色)すると、莢膜に覆われた酵母が芽胞を出しているのが認められる。従来の免疫学的検査法では、抗体の存在は殆ど明らかにされないが、浮遊抗原が時おり見つかる。免疫酵素法がより鋭敏である。
 
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