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治療の適応
浅在性カンジダ症,/B>:皮膚カンジダ症ではnytatine, amphotericine B, trichomycineのクリーム、または抗真菌薬の溶剤(ヨードアルコール、エオジン水、Sunalcol, Asterol, Daktarin, Pevaryl, Ketoderm, Fazol )を1日2回用いる。モニリア性肉芽は例外的にketoconazole(3mg/kg/day)を4-6ヵ月投薬すると、きれいに治癒する。治療に失敗することは稀だが、鵞口瘡が出現すれば、失敗の最初の兆しであり、ketoconazoleを1クール15日で投与する。免疫学的な効果をねらった治療は十分な結果を引き出せない。
爪床炎(爪周囲炎と合併)では爪を研磨してからnystatine またはamphotericine B クリームを塗布する。口腔または消化管のカンジダ症にはnystatine がよい(大人でMycostatine,200-500万単位、小児で300 万単位、乳児で50-200万単位)。 amphotericine Bも経口で用いられる(Fungizoneを体重10kg当たり茶匙1杯)。口腔内の鵞口瘡のときは、Mycostatine錠をゆっくりしゃぶるか、Fungizone液を口腔塗布剤にして用いる。重曹水でうがいするのもよい佐剤となる。Daktarinの口腔用ゲルはよい結果を示す。HIV(ヒト免疫不全ウイルス)陽性患者の耳喉頭部への重症なカンジダ症にはTriflucan(1錠50mgを連日で7-14日間)が感受性がある。ちつ外陰部のカンジダ症にはnystatine, amphotericine Bの婦人科用坐剤を1日2錠、15-20日間使うとよい。trichomycine(Trichomycine) またはprimaricine(Pimafucine)はトリコモナスにも同時に有効な利点があり、同様によく用いられる。Gynodaktarinを使うと4日で治癒する。亀頭炎では抗真菌薬のクリームを塗布する。尿管炎ではamphotericine Bかnystatine(100,000U/ml)を投与する。
深在性真菌症:カンジダ性敗血症は、診断が付いたら主要な抗真菌剤で治療が必要である。 amphotericine Bの静注、感受性株ならばflucytosine、或いはこれらの合剤を用いる。miconazole(Daktarin), ketoconazole(Nizoral) を使用することも出来る。ketoconazoleをflucytosine と組み合わせる治療法は、次善の選択として残さねばならない。治療期間を定めるのは困難である。合併症がないときは、解熱し血液培養が陰性化してから15日間継続する。敗血症による遠隔転移が認められる場合は、治療はさらに延ばさねばならない。菌の侵入部位に対処出来る際には、汚染されたカテーテルの抜去、消化管巣へのnystatine またはamphotericine Bの経口的治療といった処置を施すことが肝要である。Candidaによる単純性真菌血症を治療する方法には以下のようなものがある。脳脊髄膜への病変では、 amphotericine B(1mgを3日連日)を髄液に注入し、菌が感受性を示すときはflucytosineの静注を併用または単独で行なう。心内膜炎の治療は、感染を起こした弁または人工物を除去し、amphotericine B(0.5-1mg/kg), flucytosine(200mg/kg)といった大量のの抗真菌薬を長期にわたり投与する。fluconazoleは1日400mg で深在性カンジダ症に著効を示す。
カンジダ性尿路感染症では、敗血症(一般的な抗真菌剤を用いる)か尿路系の合併症(局部の治療がしばしば必要)が証明されることがある。Candidaによる真性の肺症は稀だが、これにはFungizoneまたはAncotilが用いられる。カンジダ性髄膜炎と化膿症には、局所的、全身的な治療をしばしば行なう。
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