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診断
真菌学的診断Aspergillusは大気中に沢山あるため、その菌糸が見つかったからといって、確実な病原菌とは証明出来ない。試料の採取(喀痰、気道吸入物、耳道や角膜からの採取試料)に当たっては、厳密な無菌操作が必要である。直接検鏡すると、隔膜のある分節したフィラメントを認め、稀にその先端が見られる。抗生剤を添加したSabouraud 培地を37℃から45℃で培養し、Czapek培地で10日間ほど二次培養すると、種の鑑別診断が出来る。
免疫学的診断:肺アスペルギルス症、アレルギー性肺気管支アスペルギルス症、外因性またはアスペルギルス由来のアレルギー性肺胞炎の患者血清を、アスペルギルス抗原と一緒に、寒天中を免疫沈降させるか電気泳動すると、特異的抗体の沈降線が認められる。 A.fumigatusの場合、酵素活性(キモトリプシン、カタラシン)の存在から、特異的交叉反応により種の同定が行なわれる。播種型の場合は免疫応答は微弱またはなしで、浮遊抗原を検出する幾つかの方法が取られる。
病理組織学的診断:外科の切除組織からアスペルギロームが見つかることがある。菌糸のフィラメントが入り組んで球体を作る。播種型ではフィラメントが脈管に高い親和性を示す。
   
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