Sorry ,This page is written in JAPANESE. English version is not available
疫学
アスペルギルス症はAspergillus種という菌類によるもので、ときには呼吸器症状を呈す真菌症である。
Aspergillusは小嚢菌(Ascomycetes) 網の菌類で、先端が棍棒状に膨らみ、フィアラントが付いて、小さな鎖状に胞子が並んでいる。ヒトには何種類かが病原性を示す。Aspergillus fumigatusの他、A.nidulans, A.flavus, A.niger, A.terreusがある。
Aspergillusは自然界にたくさんおり、土中や腐敗した有機物質(植物のかす、腐ったまぐさ、傷んだ粉、湿った革)に繁殖する。大気中にしばしば胞子が認められる。脊椎動物、哺乳類、鳥類が時おりこれに感染する。ヒトは胞子を吸入することで感染する。特に暴露が多い職業として、農民、製粉業者、穀物業者、ハトの飼育者が挙げられる。自然界に大量にある菌と比較して、ヒトのアスペルギルス症は稀であり、人間はこれに感染しにくいことが解る。本症は世界中に見られる。
熱帯医学データベースに戻る
AMDAホームページに戻る
このページは、アムダ企画のご協力により作成されました。