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予防


 個人的予防:これは容易で効果がある。飲料水を織物で漉したり、煮沸してケンミジンコを殺滅すれば、感染の危険性は完全に無くなる。しかしこの姑息的な方法にしても、昔からの伝統を守ってきた田舎の住民には受け入れ難いのである。
 
 集団的予防:教育を進める一方、有効な技術がある。
  飲料水の改善と供給:水溜まりの水を飲むのでなく、井筒状に囲った井戸の水を飲むようにすれば(図1.Cyclopsの生棲する石段井戸)、混入がなくなり、きれいな水を常時供給出来る。このような水供給法を導入すれば、メジナ虫症は1−2年で消失することが広く知られている。
図1

  ケンミジンコに対する化学的対策:中間宿主のいる汚染水の地点を調査し、ケンミジンコに対して効果がある薬剤をまず散布する。 temephos(Abate)は有機リン剤で、残留効果があり、経口摂取しても脊椎動物には無害なため、容易に使用出来、大きな効果が上げられる。使用方法と散布の時期は浸淫地帯によっていろいろだが、その他の地域では発生したときに行なう。
 次のような疫学的な特徴を認める。感染時期が短くなり、保有動物が限局され、小さな感染地域は簡単に消滅する。浸淫が継続する地域では、毎年感染は避けられない。このようなことから、メジナ虫症は撲滅可能な寄生虫疾患の筆頭に上げられよう。1988年OMS(世界保健機構)は次のような採択をした。近年アジア・アフリアで得られた好成績から、1995年12月をこの目標が達成される妥当な日時であるとする。


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