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治療
他の糸状虫 症と同じように、実際に行なわれる治療はミクロフィラリアと成虫を除去することで、それにはdiethylcarbamazineでも不十分である。しかも悪いことに、恐らくその有効性が原因で、大変不快な皮膚反応を惹起し、眼病変を増悪させる原因となることがある。しかも本剤は成虫とミクロフィラリアの両方に効果が少しあるだけで、400mg/day の治療を3週間続けても、3ヵ月すれば皮膚にミクロフィラリアが再現する。ivermectine (Mectizan)はより期待される。 200μg/kgの単独投与(成人で2錠)で皮膚からミクロフィラリアは消失し、1年間効果が持続する。副作用は特に眼部に見られるが、diethylcarbamazineと比べれば遥かに軽減している。Mectizanは5歳未満の小児と妊婦には禁忌である。授乳中にも控えるのがよい。
suramine塩(Moranyl) は研究の結果マクロフィラリアには効果があるものの、腎毒性のため他剤に置換されている。検討された製品の中でbenzimidazolesは筋注で有効であるが、注射がたいそう痛い。CGP6140のような他の分子では有効性は得られなかった。
腫瘤切開または切除術は嚢胞に入っている親虫を取り除くものだが、嚢胞が深部のものや小型のものでは除去不能で、沢山の親虫が皮内を自由に生きている。
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