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診断
手順はリンパ管糸状虫 症と大差ない。
確定診断法:血中または皮内にミクロフィラリアを認めることによる。ミクロフィラリアを証明するには、染色後またはそのままの材料を用いて、スライドグラスに薄層および厚層血液塗抹標本を作るか、白血球濃縮法を用いる方法がある。全血中から採取されるこれらの寿命は21日程度である。この採取は13時ごろ(10時から15時の間)が効率的であろう。治療前のミクロフィラリアの数はばらつきがある。糸状虫 の親虫を証明する方法には、皮下または結膜下を跛行するところを見付けて、種痘針で切開して摘み出す(Loa loa とM.perstansのミクロフィラリアはその後眼房水中に認められる)。
間接的に疑いを強める方法:血中の好酸球増多によって判ることがあるが、実際には一定だが特性がないことがある。免疫学的反応もある。最近の血清抗体の独自の研究では、リンパ管糸状虫 症と同一の特性が示された。時折ミクロフィラリア血症が上昇していながら、血清反応は微弱か陰性という解離現象が存在する。diethylcarbamazineを用いた治療試験ではミクロフィラリアの溶解に因る即時型過敏反応が引き起こされるが、これは直接的検査で明らかとならない症例のみに適応となる。IgEの全量は増加していることが多い。
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